第32回日本神経治療学会総会

会長挨拶

 日本神経治療学会は1983年(昭和58年)に発足し、第3回研究会(1985年、昭和60年)は現在本学会の名誉理事長であり、千葉大学神経内科名誉教授の平山惠造先生が会長をお務めになりました。当時の事務局は、千葉大学神経内科にありました。その時私は、千葉大学神経内科に在籍しており、一時は現在日本神経治療学会事務局担当の西宮節子さんと同じ部屋に机があったこともあります。神経治療学会関連・総会関連の様々な内容を平山先生と西宮さんとで打ち合わせをしているのをしばしば目にいたしました。この頃は一つの会場しかない、ごく小規模の研究会でした。徐々に規模が拡大して、一昨年の30回総会から、会期が2日から3日に、会場は5会場になりました。
 2014年11月20日(木曜日)から3日間、今年第31回と同じ東京ドームホテルで、第32回日本神経治療学会総会を会長として務めさせていただきます。総会テーマは、『「神経症候学」「脳科学」から、未来の「神経治療学」へ』といたしました。「神経症候学」は私が最も大切にしている神経内科学の手法です。さらに、2014年はDejerineの名著「神経症候学」出版からちょうど100年目に当たります。これらが理由で「神経症候学」をテーマの一つにいたしました。また私は20年ほど前、昭和大学に移った頃から、臨床神経心理学の立場から本格的に「脳科学」に関する研究を開始し、今でも続けています。運よく多くの心理学などの神経内科医以外の優れた共同研究者が昭和大学神経内科に集まってくれました。文部科学省研究費、CREST、グローバルCOEなどの補助を得て、昭和大学神経内科の医局からいくつもの「脳科学」的臨床研究業績を上げることができました。
 「神経症候学」も「脳科学」も、未来の「神経治療学」には必須の手法であると考えます。企画プログラムでは、「神経治療学」の中で、「神経症候学」「脳科学」的治療の現在地を明らかにしたいと思います。
 さらに、若い神経内科医やメディカルスタッフを対象とした、神経内科ビギナー向けの企画も例年以上に増やしたいと考えております。
 何より、皆様の参加とご協力が必要です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2013年12月

第32回日本神経治療学会
会長 河村 満
昭和大学医学部 内科学講座神経内科学部門教授

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